しかし、普通に生活をしていると、おもてなし、がない人に遭遇することが多い。仕事をしていても、消費生活をしていても、ただ何となくの活動をしているだけで、相手が何を考え、求めているか、相手の背景には何があるか、を考えて、活動している人は少ない。何を提供するか、の前にこれらのことについて、感じ、考え、ときには、想像してみないと、相手の心を動かすような何かを提供することはできないのだが。
と、いきなり難しい話になったが、クリスマスイブに、大門の焼肉屋「牛の蔵」に行ったお話。今日のお肉は、グランドチャンピオンという賞を取ったお肉らしく、実にクオリティの高いもので、メニューの一部(赤み系)が用意できなかったりだったんだけど、ロースやカルビ等、脂がノリにのってて、素晴らしく美味しかったわけですね(後半に写真有り)。
で、ただでさえ、非常に美味しい焼肉だったのだけど、それに加えて、接客が素晴らしかった。これぞ、おもてなし、というヤツだな、と思った訳です。
- 超聞き取りやすい、音節音節でメリハリを効かせた話し方(しかし遅すぎるわけではない)
- メニューの内、今日だけの変化点について、適切な量の説明を提供
- 一枚目か二枚目のお肉を食べ終わった後に、早々に網を交換
- 烏龍茶を飲み終わったら、直ぐに、お茶またはお水を持ってくる
- 注文が出揃って、落ち着いたら、適当な注文取り
- 注文取りでは、過去の注文内容を踏まえた、レコメンドも提供
などなど、コミュニケーションの一つひとつを丁寧に拾い、それらの機会において、適切な情報や動作を提供していたわけですね。素晴らしかった。
私のテーブルをご担当されていた方だけでなく、店長の方も同様の質をもたれていたので、店全体で、おもてなし力が非常に高いのだと推察する。焼肉屋でこのレベルの接客を受けたことはない。段違いに凄いレベルのおもてなしだった。お肉がおいしい、そして、おもてなし力が高い、とくれば、リピート率は非常に高いことだろう。私もまた行ってみたいな、と思う。
最後に、お肉写真をば。ううむ、それにしても、実に美味しかったー。
こちらは、ロース。ロースでこんなに脂が入っているっていう。