2013年10月29日火曜日

伝統的な場所に、伝統的な食が重なった味(「薮蕎麦」浅草)


そもそも、浅草自体久し振りだったのだけど、いつの間にか、外人の観光客が超増えていますね。道行く人の20-30%が外国人のイメージでしょうか。浅草駅に到着するや、駅のホームには外人客ばかりいるし、地上に出ても同様な状況。浅草寺にも行ったのですが、お土産屋も外人客への販売に力を入れているのか、アルファベット表記も目立ちましたね。焼きそば等の屋台にも「YAKISOBA」等と書かれていましたからね。隔世の感がありました。

で、昼ご飯に訪れたのが、薮蕎麦。昔家族でたまに来ていたお店。自分の家族と来たのは始めてでした。せっかく浅草に来たので、浅草っぽいご飯を食べたかったので、こちらに。

薮蕎麦(外観)

時間は、12時少し前だったのですが、10分程で中に入れました。食事を終えて外にでた12時半くらいには、15人くらいならんでいたのでしょうか。やはり人気店ゆえ、訪問する時間帯には注意が必要だと思います。

で、中に入ったら、天ざるを注文。1,700円とそこそこするわけですが、久し振りに浅草に来たのですから、最も良いメニューを注文しないとですね。ちなみに、隣のテーブルの人は、海苔を食べていました。なぜ、海苔を、と思ってしまうトコロですが、お酒のおつまみに海苔を食べるのですよね。何枚で1セットかわかりませんが、この焼き海苔は、700円します。えぇ、なかなかクオリティの高いお店なわけです。

さて、天ざるが到着しました。蕎麦の歯応えが絶妙で美味しい。蕎麦汁は少し辛くて刺激的。天ぷらは、ししとうが一つに、海老が四つも入っていて、リッチな感じ。当然揚げたてでホクホク。この味を四回楽しめるのは贅沢。1,700円の価値は十分あるわけですね。

天そば



また、おもてなしの力も高い。席数に対して、店員さんが多くて、4-5人はいらっしゃって、お客さんの動きを待っているわけですが、みな、おもてなし力は高くて、こちらの動きに対して、迅速で、自然な、サービスを提供されます。この自然さ、というのが品を感じさせるわけですね。伝統がなせる技とでも言うのでしょうか。

ということで、かなり満足度が高いランチでした。浅草を訪れる際には、是非、といったお店でございました。



2013年10月27日日曜日

仕事で人を感動させたい (「人を感動させる仕事」前刀 禎明)

著者である前刀 禎明氏は、なんだか自分に似ている人なのだろうな、と勝手に思っていた。SONY -> Bain -> Disney -> AOL -> 起業 -> Apple -> 起業、といった経歴なんだけど、転職の多さと、各企業の種類であったり尖り具合はかなり似通っている。

そして、マーケティング思考であり、Business Developmentを生業としているトコロ。勿論、私の方はまだまだ未熟なのだが、仕事に対する価値観や、仕事で実現したいことが近しいのだろうな、と思っていた。

で、このタイトルの本。「人を感動させる仕事」。私も、いつからか、仕事を通じて、人を感動させたいと思う様になって、仕事をするようになっていたので、この本を目にしたとき、即購入、となったわけです。



前作の「僕は、誰の真似もしない」のように、この本全体を通じて、自分の言葉を使って、メッセージングされていて、かつ、自分の経験に基づいて得られた気づきが語られていて、とても印象深い内容が多かった。

幾つか印象に残ったトコロを残しておこうと思う。

  • 「見る」「視る」「観る」「俯瞰してみる」
    • 「見る」は、漠然と視野に入っている。「視る」は、「何だろう」という気づきも含めてみている。「観る」は、徹底的に観察する。「俯瞰してみる」は、客観的に冷静にあらゆる角度からみる
    • 局面や対象によって、「みる」を使い分けることで、価値のある洞察を得ることができるだろう。ベースとしては、問題意識を常に持つことで、「視る」や「観る」量を増やすことが大事。加えて、「おや」「なぜ」というような直感的な疑問を大事にすることも重要
  • 必ず自分が「体験」する
    • 五感で感じ取って、感じたことを記憶に留めて、引き出しに入れる
      • 五感というのが大事で。歩きながらiPodを聞くと感覚をフルに使えなくなるので、やめるべき
    • やはり、「体験」することが大事なのだと思う。「体験」するのと、しないのとでは気づきの量が格段に異なる。しかし、「体験」しないで済ますことは結構多い。ちょっと心が動いたような対象物に対して、「体験」していれば、もっとリアリティのある気づきを得ることができるというのに、時間や金か何かのなんかしら言い訳をして「体験」しない。これは、とてももったいないことなので、どんどん「体験」していきたい、と思う
  • ライバルは、SONYの盛田昭夫、井深大、ウォルトディズニー、スティーブジョブズ
    • 簡単には辿り着けないレベルにいる人たちをライバルにおいて、彼らを意識しながら仕事をし、発憤材料にする
    • 先に書いてあるような人たちは、ライバルというよりかは、憧れにする人が多いと思うけど、そこが違うトコロ
  • 妥協せず最高を追求する
    • 世界を人を動かすために、三つの要素をあげている
      • 情熱とビジョンを持つ
      • 妥協せず最高を追求する
      • 自分の体験を信じる
    • この二つ目の妥協せず最高を追求するの文脈であげていた、Appleのデザイン担当役員のジョナサンアイブの言葉は真なり
      • Most of our competitors are interested in doing something different, or want to appear new — I think those are completely the wrong goals. A product has to be genuinely better. This requires real discipline, and that’s what drives us — a sincere, genuine appetite to do something that is better.
      • 誰かを意識し過ぎではいけなくて、最高とは他に惑わされることのない真実のことなのかもしれなくて、それを常に現状を否定して追求していくことなのかもしれない
  • 常に情熱を燃やせること
    • iPod miniのプロモーションが大成功して、Appleであり前刀氏を見る目が一変した。そうした時、その状況に酔いしれるのではなく、早くアップルを辞めないといけない、と思ったという。実際程なくして辞めている
    • 最高のコンフォートゾーンを抜け出して、新しいことに挑戦して、もっと感動しようと思ったのだ
    • 自分と常に対峙し、内なる声を大事にし、自分を信じることができていないと、なかなかこのような行動はとれないだろう

2013年10月25日金曜日

読書と思考 (「戦略読書日記」楠木 健)

部分的に積読していたのですが、全般的に積読しました。結果、結構面白いと思いました。ご一読をオススメします。

「ストーリーとしての競争戦略」という売れた本を出した、一橋大学教授の楠木 健氏の読書感想文、ならぬ、戦略読書日記。「戦略」と書かれているのはご愛嬌ですね。私は、「ストーリーとしての競争戦略」を読んでいないのですが、この本を読んでいると、著者の人柄がよくわかる。大学教授なのに型にはまらず、ユニークな視点で、洞察を得ていく感じ。先にご愛嬌と書いたように、「戦略」読書日記、というタイトルを付けても許せるな、と思いました。


ということで、この本は、読書感想文なのですが、よくもまあ、これだけの読書感想文を書けるなぁ、といったリッチな内容になっています。

いきなり少し前の話なのですが、とても優秀な人と一緒に仕事をしていました。彼と一緒に仕事をしていた時には、「考える」ことについて、とても考えさせられたかな、と思います。一つの情報を得て、何かの意見を発するわけですが、その意見が、色々な目線で、色々な情報と接続して、ユニークだが腑に落ちる示唆に富んだ内容だったので、こういうことを思考力というし、頭が良い、知性がある、ということなのだろうな、と思わされたわけです。

一つの領域だけでなく、多領域に股がる情報について、浅薄でもなくある程度の深いレベルまで収集されていて、かつ、キレイに引き出しにストックされている。そして、ある情報を入手した時には、既にある引き出しから、関連する情報を即座に出してきて、うまくコーディネートしてくれるな、と思わされたわけですね。京都大学理学部で脳科学の研究で博士まで行く人ってこんなか、って感じで。

それに、近い感覚を少し感じました。正確には、先の彼よりも、幅広い知性を有していると感じさせられたわけではなくて、職業柄得られる情報のアービトラージ等も含めた、ユニークな意見であり捉え方が面白かったりするのですが、まあ、それも有りかな、と思いました。

ちなみに、ロングインタビューにある「僕の読書スタイル」というのがなかなか面白い。難易度で本を3レイヤーに分類し、各レイヤーに属す本を同時並行的に読み進め、読書をして読書をする、つまり、難しい本を読んだら、少し易しい本を読んで、という流れで、10時間とか読書をし続ける、話とか。仕事の文脈以外で、本を年間300冊程読むらしいですが、その読書スタイルもなかなかユニークでしたね。仕事以外で、年間300冊で、この本にある読書感想文レベルで思考も巡らすと、なかなかの脳運動だと思いますが。「思考」で勝負している人の読書スタイルを読んでみるというのも面白いかもしれませんね。

2013年10月24日木曜日

自分が欲しい帽子を買うなんて、ステキすぎるんじゃないだろうか?(CA4LA 表参道)

前からオーダーメイドの帽子を創りたかったのですよね。自分が本当に欲しいと思える帽子に出会ったことがないので。帽子屋には、売場スペースの問題もあれば、そもそも自分が欲しいと思えるデザインが自分で明確になっていないから、自分が欲しい帽子に出会うわけがない、というのもあるのだと思う。

そんな問題を解決できるのが、オーダーメイドなのだけど、帽子のオーダーメイドについては、たまに探していたのだけど、なかなか良い帽子屋が見つからなかった。しかし、久し振りに検索してみたら、CA4LAがオーダーメイドを始めたようで、見つけて、早速行ってみた、というわけ。ちなみに、表参道店しか、オーダーメイドはやっていないので注意が必要。

ということで、CA4LA 表参道店のオーデーメイド体験記を書いておきます。

まず、予約から始まります。いきなり表参道店に行っても受け付けてはくれません。ここで注意しておくのは、メールフォームからではなく、表参道店のアトリエに直接メールをすること。転送とかしてくれないので、何度もメールを打つことになってしまうので、直接アトリエにメールしましょう。

さて、メールのやり取りをしていく中で、オーダーメイドをする日時が決まるわけですが、このやり取りの中で、希望の帽子の種類が決まっているようなら教えて下さい、というお話を先方から頂きます。勿論決まっていなくても良いと思いますが、こちらのページを見て、自分なりにイメージを湧かせておいて、幾つかの帽子の種類を目当てしといた方が、お互いスムースに話が進んでよいと思います。

そうして、いざ、表参道店へ。スーツやYシャツこそ、何度もオーダーメイドをしてきましたが、帽子のオーダーメイドは人生で初だったので、ちょっと緊張しました。そして、CA4LAの表参道店は、表参道ヒルズのすぐ横にあるわけですが、オサレ度も高く、緊張を助長する感じがあります。

しかし、実際に、デザイナーの方とお話してみると、物腰柔らかで、あまり緊張しなくなりました。かなり丁寧にニーズを拾ってくれて、時折提案もしてくれる感じ。元々、かなりふんわりしたイメージしか持って行かなかったのですが、周りに展示されてある帽子でイメージを擦り合せていって、加えて、色々な素材や色を出してくれる。

さらに、こちら側が、これがいいかも、的な発言は基本は受け入れてくれますが、変になりかねないチョイスについては、「ちょっと奇抜になってしまうかもしれません」と言って、ナチュラルに誘導してくれる。なかなか心地よかったです。これぞ、オーダーメイド。

そんなわけで、帽子ができました。というのは、先走りでして、もう直出来上がりでございます。なかなか楽しみですね。この待っている時間てやつが、オーダーメイドの醍醐味なのですよね。

2013年10月21日月曜日

3日でおむつとサヨナラした方法 (おむつ離れ)

小さな子供を育てていると、イベントは盛り沢山で毎日が楽しくて仕方ない。その中には、子供の確かな成長の一面に遭遇することで感動的なことだったりするのだけど、その感動的な一面に遭遇するために、親側の努力を必要とすることもあったりする。そう、3歳児の親の一大事。

 おむつ離れ

おむつにサヨナラをすることは、とても大変だと話を聞いていたのだけど、私達の場合は、首題の通り、3日でサヨナラすることができたので、情報共有として、書いておきますね。

大元は、「一日でおむつがはずせる」という本の内容を、出来る限り実践したのですが、その概要はこちら。

  • 当日以前:おむつ離れの練習は全くしない
  • 当日:
    • 「今日からパンツだよ」と言って、いきなりパンツにする
    • 玩具を片付け、テレビは付けないで、トイレの練習のみに集中する
    • おしっこの出る仕様の玩具、または、人形にスポイトを付けて、おしっこの実演(手本)をみせる
    • 15分程したら、パンツをチェックする。この時に、
      • おしっこをしていなかったら、ジュースかお菓子を少量あげる
      • おしっこをしていたら、批判する
        • 批判とは、直情的に怒ることではない
        • 「おしっこはトイレでするものですよ」「パンツをぬらしてはいけませんよ」と、建設的に、思考をリードする
    • 濡らした始末は、子供にさせる
    • また、再度、おしっこの実現(手本)をみせる。また、子供も一緒に、実演自体に携わる。
    • そして、15分程したら、パンツをチェックする・・・(あとは同じ)
    • これを一日中繰り返す
この手法のキーポイントとしては、こちらがあるのかな、と思っています。
  • 批判する
    • 子供は、おしっこをちゃんとしないと怒られる、というネガティブな観点をテコに取組むのではない
    • おしっこをすることは、トイレですることである、ということを何度も丁寧に言われることで、頭で理解する
  • 濡らした始末は、子供にさせる
    • トイレにおしっこをしないことには、ペナルティが発生するということを、身を持って知ることができる
    • トイレでおしっこをすることに対する動機付けに繋がる
  • おしっこをしていなかったら、ジュースかお菓子を少量あげる
    • パンツにおしっこをしないことへのご褒美をあげることで、パンツにおしっこをしないことが正しいことと認識する
    • ジュースをあげることで、おしっこの頻度を増加させ、練習の機会を増やす
プロセスの一つひとつの意味合いを理解して実行しないと、無理矢理子供につらいことをさせてる雰囲気になり、お互いつらくなるのかな、と思います。

私達のケースでは、厳密に、上記の通り実施できたわけではない。違う点としては、こちらのみ。
  • 当日以前に、何回か練習した
  • 玩具やテレビもつけていた
  • 濡らした始末は、子供にさせなかった
結果、3日で、おむつとサヨナラすることができました。なんだかんだで一週間くらいかかるのかな、と思っていたので、意外に短くて驚きました。宜しければ、上記の内容を参考にして頂いて、取組んで頂ければ。

2013年10月20日日曜日

一歩先をゆく読書の仕方(「野蛮人の読書術」田村耕太郎)

そもそも、読書をすること、の意味合いとして、著者の田村耕太郎氏は冒頭にこのようなことが書かれている。
  • 「生き抜く術」を最も低コストで手に入れる方法が読書
そして、本の中で取り上げられている、賢者の読書術の一人である、ライフネット生命会長の出口治明氏は、このように語っている。
  • 人間が学ぶ方法は3つしかない
    1. 人にあって話を聞いて学ぶ
    2. 自分の脚で出向いて世界から学ぶ
    3. 活字を読んで学ぶ
  • この中で圧倒的に効率が良いのが、3.の読書であり、時空間を超えて実行可能なのでとても有効
仕事をしていると、1.の量が多くて、インプットとアウトプットのコンバージョンが高い人をたまに見るが、目の前の仕事だけではなく、大局的であったり多面的な企画や判断をすることを考えた時には、3.によるインプットが必要だし、大事なのかな、と思う。

どちらにしても、自分が知り、学び、向上するために、効率的に情報をインプットすることができる、そして、思考することができるという意味で、読書というのは有効だな、ということですね。

さて、この本のメインである読書術についてだが、賢人の読書術のインタビューを書き起こしたパートがあるのだが、その中で良いなと思った点を、まとめておきました。
  • パラグラフリーディング
    • 一つの段落には一つの主張がはいっていることが多い。それは、パラグラフの最初と最後にある。だから、そこだけを読む
    • 恐らくTOEICの勉強をしたことのある人は、この読み方を学んだことがある人も多いのだろう
    • 日本語は、このような構造に即している場合ばかりではないのだけど、効率的、つまり単位時間で良い情報を入手する、という意味では確率的には有りな読み方
  • 「書き出し」読書術
    • 読書というのは、目的意識がないと意味がほとんどないわけで、その目的を明確にし、ちゃんと達成されたか否かを緊張感を持って実践するという術
    • ノーベル賞を29人も輩出しているアメリカのシンクタンクのランド研究所の方の読書の仕方
    • 本を読む時は、読む前に、この本で何を獲得したいか、を徹底的かつ具体的に記述する。そして、本を読んだ後は、実際に学べたことを書いて、読む前に書いたことと比較してチェックする
    • この仕方は取り入れようと思った。勿論目的を持って読書はするわけだが、上記のように、「徹底的かつ具体的」に明文化することで、シャープに目的を達成できたかいなかがわかり、その読書の意味合いを評価することが出来て良い
  • 効率的で継続的な仕組みとしての読書
    • 最初の50ページがつまらないと捨てる
      • 5ページ、としている人もいた
      • 要は、つまらない本に時間をかけることはムダ。つまらない本は、ほどなくしてわかるので、わかった時点でその本は離れるべき、というもの
      • 私も全てのつまらない本に対して実施しているわけでないが、断片的に実施していた術
      • 所詮2,000円くらいの本なわけだが、本を買ったコストだけでなく、自分の時間のコストも本を読むことにはコストがかかっているわけで、後者はコントロールできるので、しないとね、というお話
    • 読む時間を仕組みとして決める
      • 忙しい人が沢山の本を読んでいる
      • どう読んでいるか、というと、朝5時から難しい本を読む。朝1時間。寝る前の1時間。移動時間は本。というように決めている
      • そのように一日の過ごし方の中に仕組みとして、決め込んでいれることで、読書によるベースラインを一定以上に上げている、わけですね
「読書」の意味合いを今一度再認識し、より密度の濃い読書の仕方を取り入れ、大量にインプットを取り込んでいくか、を考える上で、一読の価値はあるかな、という内容でした。

2013年10月19日土曜日

老若男女が幅広く楽しめるアミューズメントパーク (あらかわ遊園)

あらかわ遊園」というアミューズメントパークをご存知でしょうか?HPを見に行って頂ければおわかりだと思いますが、キャッチコピーが、「わくわくメルヘンランド」とあり、行くと、わくわく、そして、メルヘンな気分になるパークでございます。

というのは、漠然としすぎていて、よくわかりませんね。基本は、遊園地なのですが、動物園もあり、釣り堀もあり、首題の通り、老若男女が興味の強いコンテンツを、それぞれが楽しむことができるアミューズメントパークなのかな、と思いました。

遊園地や動物園等の一つひとつは結構コンパクトにおさまっているので、本格的なコンテンツを求める人には若干物足りなさがあると思います。しかし、小さな子供と一緒に行くならば、子供の興味にささる内容が、遊園地にも動物園にも十分あるので、興味関心のピーク状態で、それぞれを楽しむことができるのかな、と思いました。コンパクト、という言葉があうコンテンツ。

三連休中に行ったのですが、それほど混んでもいないで、あまり待ったずに乗り物に乗れました。ですので、通常の土日はなおさらストレスレスに楽しむことが できるのではないでしょうか。

若干古い施設だし、場所も都電荒川線の荒川遊園地前というなかなかニッチな立地にあることもあり、そもそも知らない人が多いことでしょう。私自身も親に連れて行かれて始めて知ったわけで。

しかし、コンテンツがリッチで、他方で混んでいてなかなか乗り物に乗れない施設とのメリット・デメリットと比較すると、そこまで悪いわけではないかな、とちょっと応援気味な要素は入っていますが、思いました。あー、今日はどこに行こうかなー、先週は●●で混んで大変だったなー、というような少しまったりしたい、だけど、子供にはちゃんと楽しんでもらいたい、といった週末に、訪れてみるのが良いかもしれませんね。

2013年10月17日木曜日

「おかあさんといっしょ」のコンサートに行く方法

小さな子供をもつ親になったら、「おかあさんといっしょ」のコンサートに行ってみたい、と思うのは一度や二度ではないと思いますが、この夏行ってみました。うちの子供も3歳になるのですが、「おかあさんといっしょ」のど真ん中世代に入ってきたこともあり、本気でコンサートに行こう、と思い立ち、夏休みにいったわけです。

で、コンサートに行く方法、ですが、結論としては、応募すれば行けます。応募するか、応募しないか、でしかない話ですね。Just Do It。しかし、全ての人に当てはまる話でもないかもしれませんね。

この夏のコンサートに向け、私が応募したのは二つ。
  • 千葉県のとある市でのコンサート
  • 埼玉スーパーアリーナのコンサート
当たったのは、後者の方。これは、「スペシャルステージ」という大規模なコンサートで、土日各二部で開催しているタイプ。さいたまスーパーアリーナなだけに、一部だけでも集客人数はとても多いわけで、全4部もあれば相当な人数。かなり当たる確率は高まるわけですね。かつ、私の家は、夫婦各自で応募しました。念には念を入れて。結果、二セット当たりまして、友人に一セットは譲るという流れになりました。

他方で、前者のコンサートは、当たりませんでした。そもそものハコが小さい上に、首都圏近郊の人が応募しているでしょうから、相当な倍率だったことでしょう。なかなか難しい。

ということで、最初の話になりますが、応募すればかなりの確率で当たることでしょう。おかあさんといっしょを体感することができます。確率を倍増するために、夫婦で、または祖父母も、といった形で倍率を高めるのは常套手段であって、まあやるべきでしょう。

ちょっとでも行きたいと思ったら、応募した方が良いと思います。中身については、詳しく書きませんが、ディズニーランドと同じレベルの満足感を得られますので。

2013年10月16日水曜日

アニメがドラマに攻め込んだ (「安堂ロイド」TBS)

キムタクの新しいドラマ。半沢直樹の名残でビデオに撮れていたので、見てみました。所感としては、結構面白かったかな、と思います。

ドラマの世界観として、異質さを感じました。時空を超えた究極のラブストーリー、とうコピーがある通り、近未来的であり、IT的SW的であり、そして、アニメ的な創りがあるからかな、と思います。製作陣を見てみると、庵野秀明や「エヴァンゲリオン」の鶴巻和哉等がいるので、彼らの思想が入っているようですね。納得な感じ。そんな異質さを際立たせようとした演出が目立つわけですが、桐谷美鈴や本田翼は、アニメ的な異質感を出そうとするけど、演技力が追いつかないで厳しいかな、という風でちょっと切なかったですね。

その流れで、役者陣について書いてみると、キムタクはちょっと厳しかったですね。アンドロイド役はまあ有りでしたが、天才物理学者は天然さを創ろうとしたけど、ただ抜けている人みたいな感じになっちゃいました。全然天才物理学者ではないですよね。どう好意的にみても。他方で、柴咲コウは良かった。見ていて、安心できる。この柴咲コウとキムタクのタッグは、"GOOD LUCK"以来なわけですが、正直、新鮮さはゼロで厳しいかなと、見る前は思ったわけですが、見てみると、柴咲コウが頑張ってて、一応有り、なレベルまで来ていました。柴咲コウはなかなか良いですな。

ちょっとネガティブな調子で書いてきていますが、冒頭にも書いている通り、結構面白かったと思っています。今までに見たことがない感覚を受ける。時空を超えているので、当然近未来的なテイストがされているのだけど、まあ、そこそこなCGが出来ているので、近未来感がちゃんと担保されている。やっぱりアニメ的マンガ的なわけですが、AKIRAとか見たことないけど、実写版になったら、こんな感じなのかな、とか思う。

そんな第一回の視聴率は、19.2%だったようですね。これが高いのか低いのか、というのは人それぞれかもしれませんが、個人的には、キムタクのドラマとしては低いと言えると思っています。

まず、わかりやすさ、はとても大事だと思います。このドラマを誰が見ているのかというと、結局30代が中心なのかな、と思うけど、今の30代てそんなにアニメとかはみないし、そこまでITのリテラシーが高い人もそこまで多くないと思うことを考えると、近未来感は出すのだけど、わかりやすさを自然に担保しないと厳しいかな、と。

あと、やはり、時間の軸を一つ入れると、見ていて混乱することは多いと思う。未来については、ある程度まで、謎を持たせるので、混乱してしまう。ドラマを見ていて、自分がドラマの世界の中のどこにいるか、を認識しながら見れていない可能性がある。これは、良い面もあるかもしれないけど、悪い面もあるのかな、と。

あとは、第一回で、未来警察の人があと10人いるという話をしていたことから、容易に推察できる、あと10回未来警察の人とキムタクが戦う、というお決まりのパターン。お決まりのパターン自体は良いと思うのだけど、いきなり全11回のドラマです、というのをドラマの中でご連絡頂かなくてもいいかな、と思いつつ。そんなお決まりのパターンの中でも、謎めいた部分を如何に適切な量で、視聴者に提供していって、面白さを感じてもらうか、が大事なのかな、と思いました。

まあ、第二回も見ようかな、と思います。

2013年10月14日月曜日

「運」とは何か? (「絶対ブレない「軸」のつくり方」南壮一郎)

「運」て何なのでしょう?

運がある/ない、運が良い、とかたまに話があがるのだけど、一体、「運」とは何なのだろう?そんな話を書いているのは、こんな記事を読んだから。

よく「南さんて運がいいですね」と言われますが、僕はあまり運を信じていません。仮にそんな運のようなものが人生や仕事にあったとしても、そんな非効率な前進を待つよりも、チャンスや機会を自らの行動で掴み取った方が早いです。ちなみに、自分の想像を超える何かが起きて欲しいなら、普段の自分の行動パターンと違うことを仕掛け続けたら、普通に起こると思います。

ビズリーチの南壮一郎さんのコメント記事。なかなか真理だと思います。

自分が期待していることを早期に叶えられたとき、運が良いと思うのかもしれません。例えば、宝くじで2億円があたった時、運が良いと思われる。例えば、会社を立ち上げて、1-2年程度で軌道に乗って、採用がどんどん増えていくような状態になった時なども。

しかし、本当に「運」と言えるのは、宝くじに当たることくらいかな、と思います。考えるに、自分がコントローラブルな範囲が僅少な中で、期待にミートできた時だけ、本当に運が良いと言えるのかな、と思います。

他のケースでは、コントローラブルな範囲が少ないと思っていても、実はコントローラブルな範囲は結構あって、その範囲内で頑張り続ける人は、期待にミートできる確率が上がっていく、ということなのかな、と思います。

南壮一郎さんは、どんどん行動し続けて、コントローラブルな範囲を拡げ続けていった。行動する中で得られる情報を活かし続けて、そして行動し続けて、成功にアドレスし続けた。人の10倍は頑張っているでしょう。しかし、その頑張りの一部しか見えない人にとっては、南壮一郎さんは「運」が良い人に見えてしまうのかもしれません。

結局、「運」はあるとかないとか、良いとか悪いとか、ではなくて、自分が「運」を引き寄せるための行動をし続けることができたかできなかったか、という捉え方になるのかな、と思います。