2013年3月17日日曜日

広告系企画?(「発想の技術」樋口 景一)

否。広告だろうが何だろうが、何でも同じですね。基本的な企画のプロセスは同様。電通のコミュニケーションデザイン・ディレクターによる本書から引用すると、こんな感じ。
  1. そもそもの課題とは、いったい何か
  2. 本当の敵はなにか、本当の味方はなにか
  3. どういう価値軸を持ち込むのか
  4. 世の中にどう伝わるかたちをつくるのか
3, 4が、広告代理店出身の方の色が入っていますが、広告のプランニングについて誤解されているような、思いつく、ではなくて、考える、ことの大事さを一貫して説明している内容になります。具体的な内容は本書を読んでもらえれば良いのかなと思いますが、色々な角度から、観察して、考えて、見つける、といったことが、企画には大事です、ということが書かれています。



で、ちょっと思い出したのが、ガウディの言葉。こちらも、引用しておきましょう。考えること、創ることに対して、謙虚にさせられますね。
  • 世の中に新しいなどない、あるのはただの発見である。
  • 創造的たろうとして脇道にそれてはならない。
  • 通常なされていることを観察し、それをよりよくしようと努力すればそれでよい。
  • 私たちが心を開いて、努めて読むのに適切な書物は自然である。
  • 自然が創り上げたものこそ美しい。
  • 私たちはそこから発見するだけだ。

と、引用してみて、IDEOのイノベーションプロセスも思い出しました。こちらは、非常に好きな本質的なアプローチ。

2013年3月2日土曜日

「キャスト」の本当の意味を知る (「ジュビレーション」ディズニーランド)

33歳にして初めて、ディズニーランドのパレードを見た。最前列を確保した、という連絡がきて、開始までワクワクしながら待ち、パレードが始まった。パレードが始まって5分程経った頃だろうか。私の頬に一筋の涙がつたい始めた。楽しさはあっという間に通り過ぎていて、感動で涙が止まらなくなっていた。

ディズニーランドで働く人たちのことを、「キャスト」と言う。ディズニーランドそのものが舞台であり、そこで働く人たちは、各人の役割を演じているため、「キャスト」という。昔、経営学の授業か何かで知った内容だ。働くことに関するコンセプトメイクは非常にユニークで、記憶に刷り込まれてはいたのだが、私は、その本当の意味を理解していなかったようだ。

私が感動したのは、パレードにダンサーとして参加されていた「キャスト」の方々に対してだ。
  • ダンサーの方々のどなたをどの角度で見ても、目は活き活きしていて、表情は大きく豊かで、まさにチャーミング
  • ダンスの動作は大きくてわかりやすい。しかし、みなのダンスは確実に揃っていて、ダンスの単体・全体のレベルは高い
  • ダンサー3-5人程度で、一グループになっているのだが、グループ内で役割分担がなされ、曲に合わせて、ダンスだけでなく掛け合いがあったりして、そこには物語が存在している
  • ストリートを存分にフルに使っている。パレードが始まるまではただの道でしかなかったのに、物語の一部であろう全く違う世界が存在している
パレードは20分間続き、その間、上記の内容から外れることは一度もなくて、完成度は極めて高い。「夢の国」がそこには在って、その舞台で魅力的に演じている「キャスト」がそこにはいた。

「誰か」に「何か」を提供するために「真剣に」取組んだことがあるだろうか。商品・サービスでも、余興でも、プレゼンでも何でもいい。「誰か」を「真剣に」考えたとき、「誰か」の置かれている状況を、持ち合わせた事実の分析と、可能な限りの想像をして、その「誰か」が「何か」を受け取る状況について、あらゆる想定を置いてみる。そして、その「誰か」に最適な「何か」を創り込んでいく。その創り込みは、God is in the details.の世界。何度も考え、創り、そして、壊し、考え、創るをエンドレスに繰り返していく。最高の提供を目指したとき、それは、5分のプレゼンでも困難な取組みだったりする。

その難しさを考えたとき、20分間の「夢の国」を創ることは困難を極めることは想像に難くない。パレードの完成度の背景として存在しているだろう果てしない準備に、キャストの方々はどれほどの時間を費やしたのだろうか。

加えて、キャストの方々は、AKB48やジャニーズのように一人ひとりにスポットライトが浴びられることは決してなくて、パレードという一つの総合エンターテイメントを創り上げる、という純粋な想いが、先の果てしない準備を可能としていて、結果、「夢の国」を創り上げているという事実があったりする。

私は、「夢の国」の素敵な時間を体験するとともに、20分間の「夢の国」を創るキャストの方々の準備の大変さと、根底にあるだろう純粋な想いを感じてみて、感動し、涙を流さずにはいられなかった。

なかなか言葉では表現しきれない素敵な時間でした。また、パレードを、キャストを見に、ディズニーランドにいきたいと思います。

2013年2月26日火曜日

「戦略」にガチ (「良い戦略 悪い戦略」リチャード・P・イメルト)

「戦略」という言葉が氾濫している。例えば、今日受信したDMの中に、「戦略」という言葉が幾つあったか数え知れない。この世の中は、それほどまでに「戦略」を求めているのだろうか?ある意味、それは、正、なのかもしれないが、ただ、使われている「戦略」の意味合いが異なっているだけなのかもしれない。「戦略」という言葉は、バズワードになっている。結果、本書によれば、こんな現象が散在している。
  • 戦略を野心やリーダーシップの表現とはきちがえ、戦略とビジョンやプランニングを同一視している
  • 例えば、とあるCEOは、「勝つまで続ける」のが戦略、と言った。興奮と熱狂とノリをこね合わせた様な「戦略」が悲しいかな次第に一般的になっている
  • 「実行面に問題がある」と嘆く経営者は、たいていは戦略と目標設定を混同している。戦略を立てているつもりで業績目標を立てているケースは珍しくない

非常に「あるある」な現象で、戦略立案に携わる/携わったことのある人には、上記の様な現象の遭遇したことがある人が少なくないのではないだろうか。

そんな中、本書は、巷に流布する曖昧な戦略の立案と実行の現状に対して、ガチで切り込んでいる。戦略を立案するとは何を意味するか?良い戦略の論理構造に含まれる要素とは何か?数多ある戦略の本が取り扱わなかった厄介なトコに切り込んでいる。そういう意味で、この本そのものが戦略的なのだな、と読みながら思ったのであった。戦略の立案に関わる全ての人に。

2013年2月23日土曜日

違いの根本は、使命感、なのかもしれない (「結果を出すリーダーはみな非常である」富山 和彦)

経営共創基盤の富山氏のリーダー論。この人は、ハンズオンで企業再生に携わるケースが多いことから、現場感のある現実的な論調で良いですね。上滑りしていない。会社を変えるための具体的なアプローチが詰まっているわけです。

加えて、この人は、なかなか知性が豊かな方なので、ビジネスだけでなく、歴史や政治等の多面的な観点から、メッセージングを導出してくるので、内容に厚みがあって、読み応えがあるわけですね。

そういった変革を起こすリーダーにおける現実的な要諦について、最前線の経験論を文章レベルで理解する、加えて、現実に関する多面的な分析に関する一つのアプローチを実感する、といった観点で、一読の意味があると思われる。



ただ、30-40代のミドルクラス向けに書かれているのだが、中でも、有名大学を卒業し、重厚長大企業に勤めている方々がメインターゲットになっていて、優秀なのだろうが、会社や社会を変えるために能力を使っていない/使えていない人たちの考え方を変えるための内容がかなり展開されていたりするので、個人的には今更感がある内容も多く、物足りなさも残る。

逆に、それが、一般的なエリートの現在の立ち位置ですか、それって、随分前から全然変わらないんですね、という時代の変わらなさにびびる、っていうのがあったりで、読んでて、ちょっと物悲しくもなりました。

2013年2月11日月曜日

ビターな下積みは隠し味に (Sadaharu Aoki)

昨日、テレビで、Sadaharu AOKIの特集がされていた。元々3-4年前から丸の内の店舗には度々足を運んでいて、当初持っていた勝手なイメージとしては、若いうちから成功を収めていて、女子アナ(元TBS 雨宮塔子)と結婚してて、ちょっと調子にのった方が、Sadaharu AOKIという人なのだろうな。でも、そんな勝手なイメージとは違って、色鮮やかかつ繊細な造りであるケーキはオサレかつ美味しくて、幾つかあるオサレ系スイーツの中では、特に好きなブランドの一つ。って感じだった。

しかし、テレビ放映は、そんなイメージを裏切る内容であった。実は、結構な苦労人で、パリに23歳で渡ってからは、6年間皿洗い。その後、3つ星レストランで働いても、自己主張が激しくチームで動けない、という理由でクビになる、など厳しい経験をしてきた。最終的には、パリの自宅で焼いたパンケーキを日本で通販的に販売することで、300万円貯め、33歳で自分のお店を出店。そこから努力を続け、店舗を増やすと共に、パティシエだけでなく、ショコラティエにもなって、最近はパリで名誉ある、パリ市長賞や最優秀パティシエ賞等を受賞している。

(余談だけど、雨宮塔子と結婚したのは、彼が有名になる前の2002年(やっと一店目を開業した頃)のことなので、彼女目線で言えば、パリのトップパティシエと結婚したわけではなく、そこから、立派なパティシエ&ショコラティエを育てたっていうことになるわけで、スゴイ目利きと言えるかも。無駄に「チューボーですよ!」の初代アシスタントではない、っていう)

テレビ特集を通じて、思ったのは、ネアカで、苦労を全然見せない感じ。他方で、健全な上昇志向は強くて、良い意味で結果に固執していて、非常に努力家。苦労しただけあって、商売気質でサービス精神もあって、結果を得るためにはなんでもやる、という行動的・情熱的な部分を持ち合わせている模様。そして、全体的にとてもチャーミングな印象であった。

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ということで、早速、久し振りに丸の内の店舗に行ってみた。テレビ放映があったせいか、カフェスペースは今日は営業されていなくて販売だけになっていて人が溢れていた。9割が30代前後の女性客で、テレビでフォーカスされていたせいか、ショコラを買う人が多い模様。彩り鮮やかなBonbons chocolatなどが売れに売れてましたな。

私たちは、ケーキを購入。写真はこちら。デリケートに複数の味や素材が甘く混ざり合っていて、大変美味しゅうございました。とてもハッピーな時間を過ごすことができました。洗練されたロゴが好きなんだけど、加えて全体的に曲線で形作っているステキなパッケージも一緒に掲載〜。やっぱSadaharu AOKIは鉄板だわ、これ。

「企画」の真髄 (「AKB48の戦略!」秋元 康 × 田原 総一朗 )

秋元 康という人の企画力てヤツは半端ない。30年以上も芸能界のトップを走っている実績もそうだけど、言動の一つひとつに、しっかりと意味合いが存在しているものだからスゴイ。だから、秋元 康を中心とした特集や本はついついチェックしてしまう。で、買ってしまった本がこれ。



AKB48に関する取組みを中心として、秋元 康の企画力について、田原総一朗によるインタビューによって探られているのだけど、ほとんどの内容について、こちら↓の本と被るね。そして、基本的に、秋元康の「企画」に関するアプローチというか、行動原理というモノはこの本に書かれているわけですね。本の中身が本質的過ぎて、彼の企画がヒットし続けるにも頷けるリッチな内容。



「企画」という仕事に携わる人は、みな読んだ方が良いのではないでしょうか。例えば、こんな内容が書かれている。とても示唆に富んだ内容。詳しくは上記本にて、どうぞ。
  • ほんの小さな「こだわり」や「思いつき」「ヒント」などから生まれる
  • みな似た様な能力があって、人間なんてあまり変わらない。どうやって人よりも前に出て、企画を売り込んでいくか。その時に必要なのは根拠の無い自信
  • 整理できない情報こそ重要。混沌とした情報こそ価値ある情報の原石のことが多い
  • 自分で情報と読み解くときは、あくまで独断と偏見で
  • 独創性とは裏切りから生まれる。他人が書きそうなテーマではまず負ける
  • マーケティングより自分を信じることが大事
  • 知らないものを頼むことが、昨日とは違う、今日を探すこと
  • とにかく考えろ。24時間考えろ。何を考えるかを考えろ。

2013年2月1日金曜日

考え抜かれた末の狂気 (「自分の中に毒を持て」岡本 太郎)

誰もが、毎日、何かに悩み、考え、行動している。私たちが目にしている誰かの行動の後ろには、その人の思考の葛藤があるわけだが、その葛藤を目にすることはほとんどなくて、仮に目にしたとしてもほんの一部でしかない。しかし、私たちは、目にみえる行動と、目に見えるほんの一部でしかない葛藤、そして、そこからできるわずかな想像から、その人のイメージを創り上げ、何かの判断をしている。

と、そこまで難しい話をしようとしているわけではなくて、岡本太郎の話。
  • 芸術は爆発だ
等のメッセージで有名で、イカれた芸術家のおっさん、というイメージを持っていたくらいで、これまで引っかかる何かを持つことなく過ごしてきて、Wikipediaでチェックすらもしていなかった。しかし、とある起業家が、好きな本として、こちらを取り上げていて、とりあえず読んでみるか、という軽いテンションで読んでみたのだが、最初から最後まで心動かされる内容だった。


芸術家とは、感性が鋭くて、五感で捉えた何かを、直情的に何かの形として表現するモノ。そんな勝手なイメージがあった。岡本太郎の様な刺激的な言動をする人は、その傾向が強くて、知性とは異なる、確実に普通の人とは違う感性が存在しているのではないか、と思っていた。

しかし、そんなイメージを全く裏切る内容だった。18歳でフランスに渡り、ソルボンヌ大学の哲学科で、なぜ絵を描くか、の解を得るために、哲学、心理学、そして民俗学を学び、パリの思想家達と前衛的な運動をしてきた彼は、一つひとつのモノゴトに対して、考え抜いた末で、普通の人には狂気とも考えられる様な、非常識な選択をし続け、後世に残る芸術作品を創ってきたのだ。

そんな彼の文章には、心を動かす突き刺さる内容が多い。常識とは異なる逆張りの思考をただしているわけではなく、豊かな知性と感性から深堀り、導出された思考からくることがわかる。途中から付箋をつけるのをやめた。全ての人に読んでもらいたいレベル。

2013年1月26日土曜日

メガネ × マーケティング (JINS)

買物をしていたら、こんな広告を発見。非常にわかりやすいコミュニケーション。JINSのHPにはクリエイティブディレクターの佐藤可士和が出ているので、この広告も、佐藤可士和の作品だろうか。このメガネの機能と享受できるベネフィットが実にわかりやすく表現されている。



このメガネは花粉を最大93%カットするのだとか。そもそも普通のメガネではどれくらいの花粉カットの効果があって、JINSの眼鏡との違いはどの程度か?というのが気になるところだが、一応こちらで検証がされている。科学的な根拠と数字(カットできる理由や、数値の測定方法など)が曖昧なので、いまいち腑に落ちないのだけど。



さて、JINSの業績だが、最近の成長は著しい。売上前年同月比を既存店ベースでみてみると、こんな感じになっている。
  • 2012年9月:154.8%
  • 同10月:117.8%
  • 同11月:168.3%
  • 同12月:169.8%
これらの好業績を牽引しているのは、JINS PCだ。PCやスマホなどのデジタルディスプレイが発光するブルーライトを防ぐ機能を有するメガネ。PCを一時間以上する人は、この眼鏡をかけることで、目の疲れを予防することができますよ、とのこと。

通常のメガネは、視力が悪い人が対象であり、視力を補強する機能を有するレンズのメガネを提供することが基本的な価値であり、加えて、オシャレな眼鏡であったり、利便性の高さ(軽い)などの付加価値を提供している。

しかし、JINS PCは、視力が悪い人がターゲット顧客ではない。PC等で目が疲れている人がターゲット顧客なのである。視力が悪くなくても、このメガネを買って良いのである。彼らが対象とする「PCを一時間以上する人」なんて、仕事をする人はほとんどだし、学生の多くが当てはまる。スマホも加えるとなると更に対象人数が増える。

通常のメガネとは違うのである。メガネの位置付けを再定義して市場を創っている。先の花粉症カットのメガネも同様。目が悪い人ではなく、花粉症で困っている人をターゲット顧客とすることで、メガネの位置付けを再定義している。



元々、ワンピースとのコラボモデル等の提携型、オシャレ×安価なモデルといったカスタマーイン型、加えて、Air Frame等のプロダクト機能へのフォーカス型などなど、元々マーケティング力を活かした商品展開をしていたのだけど、先のリポジショニングな商品展開は鮮やかだったかな、と思う。

直近の動きを考えてみると、JINS PCは、競合も沢山出てくるのだろうが、市場自体が高い成長性を続けて行くだろう中で、先行者利益は多大だろう。花粉症カットの メガネは、先の93%という数字ではなく実感値として花粉症対策の効果があるかどうか。使い手がちゃんと効果を感じれるようならば、口コミで一気に広がり、春先にかけて、爆発的に売上を伸ばして行くのだろう。

まー、この会社は顧客視点というモノをちゃんと理解して、おさえている。私は目の疲れもそうなのだけど、目のクマが最も気になっているのだが、JINSのHPを見てみたら、「女性の美容と健康を考えるクマ研究所」なるモノもあったりする。なかなかベンチマークするのが面白い会社のようですな。



2013年1月20日日曜日

はい、そこは愛知県 (コメダ珈琲店)

数年前だったろうか、愛知県のプロジェクトでメンバーの方々と話している時に、コメダ珈琲店の存在を知った。愛知県の人にとっては、ドトール以上の喫茶店が存在する、と。そういう地域ユニークな話は結構好きで、行きたいなー、と当時も思っていたのだけど、どうも行く機会を創れなくて、記憶も少し薄くなっていた。

そんな中、最近買い出しにイオンに行ってみると、コメダ珈琲店があるではないか!これは入るしかない、と思い、並んで入ってみた。11時過ぎから名前を記載して並んでいたのだが、11時までは、モーニングサービスでゆで卵とバタートースト半分がつくので、結構混むみたい。私が入ったお店は結構店内が広くて、10-15分位待つだけで、中に入れた。

店は、こんな感じ。概観は昭和を思い出すレトロな作りで、恐らくは愛知県の一端から店を始めたのだろうコメダ珈琲店が、当時立ち上げていた頃から大事にしているだろう、独特のフォントと色使いの看板が掲げられている。古くさい訳でもなく、地方が発信地であるという周知な事実とも相まって、独特なロゴ感を醸し出している。


店内は、総じてレトロな雰囲気。私が入ったお店は、天井は高くて全体的に木材を中心としたインテリア。隣の席との仕切りはやや高く、パーソナルな空間に配慮がなされている。機能性からは少し距離を置いたようなイスや照明がこれまた独特な雰囲気を助長し、コメダマーク?!なるモノがそこかしこにあったりする。






キッチンスペースは、オープンになっていて、お客さんがキッチン内を見ることが容易にできて、清潔感を大事にしている。ちなみに、雑誌も借りれて、随分昔になるだろう街の喫茶店的な落ち着き感を、東京にまで進出する様になった今でも大事に残しているようだ。




注文したのは、下記の品々ぷらすコメダ特製ピザ。注文してから食べ物が届くまでが早くて、他方で、カツなどは揚げたてだったりするので、作り置きなどのトレードオフはしていなさそう。トヨタ式なのかしらないが、かなりオペレーションが洗練されていることが推察される。

そして、写真ではわかりにくいだろうが、全ての品のサイズが非常に大きい。クリームコーヒーやら、ホットサンドやらも、一人で食すにはかなり多い。ヒレカツもミニで十分な程で、コスパが高い。

ちなみに、コメダ珈琲を有名にしているモノの一つが、先にも書いた、午前11時までに入店することで付くモーニングサービス。私たちは、恐らく午前11時を回って並び出し入ったと思うのだが、店員さんからはモーニングサービスが付きます、とのこと。これは、きっとサービスのサービス。そんな店側のはからいを察知しつつ、色々頼んでしまったが、モーニングサービスもつけてもらった。勿論、モーニングサービスとして付けるゆで卵とバタートーストも含めた値付けをしているのだろうが、やはりなんだか得した感はあるのよね、これ。そして、美味しゅうございました。


クリームコーヒー

 
ミニヒレカツ

 
ホットサンド網焼きチキン












ミニシロノワール












噂に聞いたコメダ珈琲店。適度なホスピタリティと群を抜いたコスパと、和む雰囲気。愛知県人は毎日こんな食事をとり、時間を過ごしているのか!(日本人が毎日寿司を食べている的アレ)かなり気に入ったので、割引チケット買って、また行こうと思います!



結果を出すリーダーの条件 (吉越 浩一郎)

下着メーカー トリンプの元社長 吉越氏のリーダーシップ論。彼は、「デッドライン経営」のコンセプトを訴求して、有名になったのだけど、この本を読んでみると、外資系の鬼軍曹様、といった感じ。

リーダーシップやマネジメントは、日本的とか外資的とかで様々な観点があるかもしれないけど、試行錯誤して良いトコ取りをして、自分でスタイルを作っていくしかないですね。

個人的には、合理性を前提としたコミュニケーションがベースとするが、他方で、個人個人の人間らしさによる遠心力も存在する、みたいなのが良いかな、と思うのですよね。色々なマネジメントスタイルの中で仕事をしてみて。

ということで、鬼軍曹の吉越氏のリーダーシップ論の一部をまとめておこう。
  • リーダーとは
    • リーダーの評価は結果が全て。部下に好かれよう等と余計なことを考えていたら、肝心の判断軸がぶれてしまう
    • 組織運営とはトップダウンだ。リーダーに自ら決めたという当事者意識があるからこそ、最後まで責任をもってやり抜こうという気持ちが湧いてくる
  • 上司の役目
    • 部下にはデッドラインを付けて仕事を与え、その結果を見て評価を下す。これが上司の立場であり、役割である。それ以外は余計なこと
    • デッドラインを徹底させる。悪者が仕事にスピードを要求するリーダーではなく、デッドラインにする
    • 成長したい人間は、自分で学ぶしかない。そして、部下にその学習の機会を用意するのが上司の役目である
  • 個々の部下のやる気を高めるために
    • これに関して、リーダーのできることは、ない
    • 職場のやる気モードを高めるには、まずリーダー自身が自分に厳しく、高いレベルで仕事をしている姿を部下に見せる。また、苦しくても、辛そうな顔をせず、リーダーがその苦しさを楽しんでいるということも大切
    • 上司を筆頭に、全員が高い目標に向かって努力し、達成した喜びを分かち合う。そんな雰囲気をチーム全体で作れたら最高
  • 理想のリーダーになるためには、
    • うまくいかなくても強い意志をもって、何度も何度も挑戦する。試行錯誤を繰り返さないと成長できない
    • 私利私欲を捨てることや、高い倫理観を持つこと、部分最適ではなく全体最適で考えること
    • リーダーを優しく迎えてくれる部下など、この世にいるはずがないではないか。部下から信頼されないとか、部下がついてこないなどと言っている暇があったら、ひたすら自分を磨く
極端な論調も目立つのだが、19期連続増収増益、という「結果」を出してきた吉越氏の経験から抽出した上記は、一つの参考としないわけにはいかないだろう。

2013年1月19日土曜日

頭が冴える15の習慣 (築山 節)

毎日を過ごす中で、「やりたいこと」や「やるべきこと」が沢山ある。それらの事項を遂行していく間、いかに頭をクリアにして取組めるか?は結構重要だったりする。そういった時間を長くすることで、より沢山のことに取組むことができるので。

頭がクリアであるためには、精神的な要素が関係することもあれば、肉体的な要素が関係することもあるだろう。この本では、科学的な根拠を基に、頭をクリアにするための「習慣」を提示している。「習慣」に落とし込むことで、労力を最小化しつつ、継続的な効果に繋ぐことを図っている。

この本に書かれている習慣は、本質的かつ気軽にできるモノが多い。幾つかは既に私の習慣だったりするのだが、こちらのモノについては、今後の習慣にしていきたいと思います。
  • 脳のウォーミングアップとして、朝に下記を実施
    • 部屋の片付けを5分
    • 一駅分歩くことによる軽い運動
    • 挨拶に一言加える
  • 脳の回転数を上げるため、「試験を受けている状態」を三回/日作る
  • 夜、本を中心としたインプットを大量に雑にする
  • 前頭葉を強化するため、毎日の雑用を面倒くさがらずに片付ける

上記に関する科学的な背景、加えて、他の習慣については、本書を読んで頂ければ。なかなか参考になる本でした。

2013年1月6日日曜日

四季を楽しもう♪(「くらし歳時記」伊藤美樹)

日本における、一年の年中行事及び風習についてまとめた本。


実家を出てしばらく経つ。最近思うのは、実家では日本に古くからある行事を大切にしていて、自分を含む家族でそれらの行事を経験し、楽しむことが多かったな、という点。自分が新しく家族を創っていく過程で、それらの行事をなかなか実施できていないという反省もあったり。

この本では、日本の習わしについて、月ごとに主だったモノについてまとめていて、それらを読んで日本の伝統や習わしを学ぶことができるし、実際に、自分達で実践することもできるように、丁寧でシンプルな解説が書かれている。ある意味、読むことと、体験することが繋がる本ということができるかもしれない。

簡単レシピもあって、すぐに実践できる


ちょっとした蘊蓄も


絵がゆるくて、好感がもてる



この本を読んでいると、日本は、四季を持ち、四季を持つが故に、ステキな習わしが毎月あることを再認識する。日本て季節を楽しむ国なんだな、と。ということで、早速明日は七草がゆを食べよかな、と思います。

2012年12月31日月曜日

段ボールの開梱に"美しさ"を宿す (ZARA)

子供服にも沢山種類があり、色々なメーカーが子供服市場で凌ぎを削っている。その中でも、個人的には、ZARAが好きだ(靴はミキハウスしか買わないけど)。ネットに掲載されているのを見て、買うケースが多い。KIDSとBABYとでセグメントは分かれるのだが、KIDSは店頭にも多くあるが、BABYを店頭に置いているお店は少ない。2-3歳の年齢なので、kIDSで合うサイズがあるのだが、BABYの方がカワイイのが多くて、よくBABYのモノをネットで買うことが多い。

しかしながら、ZARAはファーストファッションのリーディングカンパニーである。ファーストファッションは、よくマスコミ等では間違った説明がされているが、企画から製造、流通、販売のプロセスの期間が短くて、速いことからくる。売り切れ御免のファッションモノがほとんどで、品薄のモノが多い。GAPやUNIQLOと、H&M, Discover21、そしてZARAはビジネスの仕方が全く異なるのである。

と、そんなビジネスモデルの話を深堀るつもりはなくて、ZARAをネットで買物をした話である。ファーストファッションゆえ、availableなサイズは少なめなことが多い中、モノを選別し、とあるセーターとパンツを購入した。数日して、届いたモノは、なかなかの満足したものであった。しかし、そのことを書きたいのではなくて、段ボールのことを書きたいのである。

洋服を出す前の段ボール


洋服を出した後の段ボール


一目瞭然の美しさが、洋服を出した後の段ボールにあるのである。

洋服を段ボールから出す。元々段ボールにある折り目をもとに折り込むことから、段ボールを畳む段階で入れる力はゼロに等しい。そして、他の段ボールケースには、テープが貼ってあって、それをカッターか何かでカットしてから、といったケースが多いが、そのテープすら存在しない。折り畳むプロセスは固められており、かさ張ることもなくて、ゴミ出し前の収納も、ゴミ出しをする段階も、実に容易に済ませることが可能である。

以上が顧客目線からの特徴だが、ZARA目線で言えば、
- 段ボール自体において無駄がないことによる、積載効率向上による物流費減
- 段ボールのみの利用による無駄なツール(テープ等)を非利用による物流費減
- テープ等を用いない最小限の物流実現による環境負荷低減、そこからのCSR効果増
- 商品を受け取った時の上記顧客満足度向上による、リピーター増への寄与
等があり得るだろう。

これらを見ていて、思い出すのは、APPLEのパッケージング。APPLEは、顧客との接点全てに最上の経験を与えようとする。結果、パッケージングの概観、そして内部構成全てに感動的な細工をしていて、パッケージを開けた時の美しさから、APPLEの製品を買った喜びを感じさせられる、わけである。

ZARAに、そこまでの感動的な経験が内在しているかどうかは別だが、こういった取組みというのは、物流部門であったり、品質部門のボトムアップ的な取組みだけでは実現しにくいものであることから、会社ごとのトータルなエクスペリエンスデザインの考え方や品質への考え方が垣間みられるなぁ、と思えるわけで、そういった点を見つけられた会社に対しては、個人的にはかなりマインドシェアがあがるのですよね。

2012年12月24日月曜日

本質とは、変わらないモノのことを言う (「失敗の本質」野中郁次郎ら)

第二次世界大戦の敗戦要因の分析、及びリーダーシップにフォーカスした分析の二冊。



これらの本を読んでみると、組織として、競争環境下で、目的を達成する上で、障壁となること、そして、その中で必要となる要素、というのは、戦争も、企業競争も変わらないということがわかる。失敗の本質、というモノ。

失敗の本質を浮き彫りにする為に、第二次世界大戦の史実を丁寧に分析し、まとめあげたのが先の二冊であり、特に、「戦場のリーダーシップ編」は、現代の企業競争の文脈にも当てはめやすく、示唆に富んでいる内容となっている。

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少々唐突だが、一部の特出しとして、「戦場のリーダーシップ編」の冒頭にあるフロネティックリーダーと戦略に関する記載を以下に抜粋する。

  • 個別具体の物事や背後にある複雑な関係性を見極めながら、社会の共通善の実現のために、適切な判断をすばやく下しつつ、みずからも的確な行動をとることができる「実践知」のことをフロネシスという。そうした知を備えたリーダーがフロネティックリーダーだ。
  • 戦略の構想力とその実行力は、日常の知的パフォーマンスとしての賢慮の蓄積とその持続的錬磨に依存するのである。戦略は、すべて分析的な言語で語れて結論が出る様な静的でメカニカルなものではない。究極にあるのは、事象の細部と全体、コンテクスト依存とコンテクスト自由、主観と客観に向かって実践的知恵である。それは、存在論(何のために存在するのか)と認識論(どう知るのか)、あるいは理想主義とプラグマティズムを、実践においてダイナミックに綜合する賢慮そのものであろう。戦略の本質は、存在をかけた「義」の実現に向けて、コンテクストに応じた知的パフォーマンスを演ずる、自立分散的な賢慮型リーダーシップの体系を創造することである

戦略やリーダーシップの話は、そこら中に溢れているわけだが、上滑りしている内容のモノが多い。はて、戦略とはXXX、で、それは自分たちの目的を達成するのに本当に充足したモノなのだろうか、と。しかし、上記の内容は、一面的な定義に留まらない実践的な内容になっている、ということで、ちょっとひっかかったためですね。なかなか良いことが書かれています。


肉とおもてなし (大門 牛の蔵)

私はホスピタリティには、うるさい方だ。なぜか?と考えてみると、学生時代に飲食店で働いたり、クリスマスにケーキを販売したり、と接客業を経験してきたし、新卒で直ぐに国内営業の統括業務をしていたので全国津々浦々の営業マンの方々の礼儀作法の洗礼や現場でクライアントや最終顧客と接していく中で一つひとつの言動がビジネスを円滑にするし、最終的にお金を継続的に頂くことに繋がる、ということを知ったという実体験が大きく影響しているかもしれない。

しかし、普通に生活をしていると、おもてなし、がない人に遭遇することが多い。仕事をしていても、消費生活をしていても、ただ何となくの活動をしているだけで、相手が何を考え、求めているか、相手の背景には何があるか、を考えて、活動している人は少ない。何を提供するか、の前にこれらのことについて、感じ、考え、ときには、想像してみないと、相手の心を動かすような何かを提供することはできないのだが。

と、いきなり難しい話になったが、クリスマスイブに、大門の焼肉屋「牛の蔵」に行ったお話。今日のお肉は、グランドチャンピオンという賞を取ったお肉らしく、実にクオリティの高いもので、メニューの一部(赤み系)が用意できなかったりだったんだけど、ロースやカルビ等、脂がノリにのってて、素晴らしく美味しかったわけですね(後半に写真有り)。

で、ただでさえ、非常に美味しい焼肉だったのだけど、それに加えて、接客が素晴らしかった。これぞ、おもてなし、というヤツだな、と思った訳です。
- 超聞き取りやすい、音節音節でメリハリを効かせた話し方(しかし遅すぎるわけではない)
- メニューの内、今日だけの変化点について、適切な量の説明を提供
- 一枚目か二枚目のお肉を食べ終わった後に、早々に網を交換
- 烏龍茶を飲み終わったら、直ぐに、お茶またはお水を持ってくる
- 注文が出揃って、落ち着いたら、適当な注文取り
- 注文取りでは、過去の注文内容を踏まえた、レコメンドも提供
などなど、コミュニケーションの一つひとつを丁寧に拾い、それらの機会において、適切な情報や動作を提供していたわけですね。素晴らしかった。

私のテーブルをご担当されていた方だけでなく、店長の方も同様の質をもたれていたので、店全体で、おもてなし力が非常に高いのだと推察する。焼肉屋でこのレベルの接客を受けたことはない。段違いに凄いレベルのおもてなしだった。お肉がおいしい、そして、おもてなし力が高い、とくれば、リピート率は非常に高いことだろう。私もまた行ってみたいな、と思う。


最後に、お肉写真をば。ううむ、それにしても、実に美味しかったー。

こちらは、ロース。ロースでこんなに脂が入っているっていう。



中落ちカルビと、ハラミ。中落ちカルビはかなりヤバかった。


焼きしゃぶっていうモノ。しゃぶしゃぶの様なお肉を、焼いて食す。


2012年12月23日日曜日

虹色のCMと曲 (She's a Rainbow)

iMacのCM曲ですね。ローロングストーンズによるShe's a Rainbow。



なぜか、この曲が耳に蘇って、iTunesで買ってみました。当時は確か大学生の頃で、スティーブジョブズが復帰してすぐのプロダクトだったのではないだろうか。彼は、このプロダクトに、そして、このCM、この曲に、どんな思いを込めたのだろうか。

ローリングストーンズなのだけど、なんだかキラキラして、鮮やかな観賞後感を残すのよね、この曲。カラフルでポップなプロダクトととてもマッチしている。この時代のパソコンはゴテゴテして重々しいものばかりだったので、かなり異なるポジションをとったことだろう。

 

チラ見せの極み (COMME des GARÇONS)

最近iPhoneにしたせいか、毎日の生活の効率性がかなり向上した様に思う。そもそもの動作が速いし、User Centerd Designゆえ機能間がシームレスに繋がって、色々なコトの使い勝手の負荷が実に低いし、アプリがやはり良いし(アンドロイドとの違いはいまいち検証できていないけど)、容量がそこそこ多いのにしたので、アプリを制限無くDLしまくるし。

と、色々と良い所はあるのだが、中でもデザインが良い、というのがあるわけである。スティーブジョブズが頼りにしていたデザイナーであるジョナサンアイブによる徹底的なまでの洗練から生まれるデザインの美しさは、ジョブズがいなくなり、iPhoneが5になっても顕在なのである。

しかしながら、iPhoneにする前から私が抱いていたささやかな憧れ。それが、iPhoneケースをすることであった。iPhone以前のスマホは、そこまで売れているわけではないので、ケースの種類はそこまで多くなかった。他方で、iPhoneケースのバラエティの多いこと多いこと。中には、私も欲しいと思う秀逸なデザインのケースがあったわけである。

そんなわけで、iPhone5にしてからというものの、私はケースをちょこちょこ探していた。で、買ってみたのがこちら、でございます。





















COMME des GARÇONSのPLAYシリーズのフィリップ・バゴウスキーのオブジェをあしらったヤツですね。こちら、二個買いしております。どちらも捨てがたいデザインをしているのと、実は2,000円/個ということで、まあいっか、といった具合に。現状は、右のカラフルなモデルを使っていますね。左のは、セリフが多く入っているクールなモデルでこちらもなかなかいい感じ。その内換えたいと思います。

フィリップ・バゴウスキーのオブジェは、基本うるさいなと思ってて、Tシャツやらポロシャツやらを着ている人を見ていると、Rejectモードに入ってしまう訳ですが、スマホカバーのような小物で、たまにポケットから出して目に入る程度のフリークエンシーならありだろ、ということで、購入に至っているわけですね。これも、前にも書きましたが、気づく人が気づくんじゃね、ラインですね。チラ見せの極みなわけですね。いやー、もう、チラチラ見せていきますよ、これ。

2012年11月26日月曜日

心のスキを突く気の置けないヤツ (トミカ)

2-3歳の子供を持つ親にとって、トミカってヤツは本当に油断のならない会社である。繊細な造りをする模型は、子供の心を掴むだけでなく、お財布からお金を出す親の心もいとも容易く突き動かす。

幾つか例を出してみると、まずは、郵便車。とりあえずリアルさを認識頂けることだろうが、実物を見てみると、その質の高さに時間の過ぎるのを忘れてしまう経験をしてしまう。



で、蒸気機関車。なかなか精緻にできている。そして、レクサスIS。まあまあ、ここらへんは普通にいいよねー、的な。いいよねいいよねー、的な。



からの、水族館トラック!水族館でも、トラックでもなくて、水族館トラックて!!今まで見たことないよ、実物を!



ということで、上記はごく一部にしか過ぎないのだが、車という枠の中で現実世界を絶妙の確度でスライスして、精緻な模型に仕上げているトミカの魅力というか実力を垣間みられたのではないだろうか。

しかし、この模型の本当に油断のならないトコロは、玩具屋だけでなく、本屋等も販路としているトコロである。親が幾つかの本を見て、買ってみると、その近くの子供コーナーに、本屋であるにも関わらず、模型コーナーがある。自分が、求めていた本に出会い、手中におさめた中、子供にそんな時間をつきあわせてしまった引け目から、そのレジ横のトミカ模型コーナーに立ち寄ってしまい、一つ二つと買ってしまう。そういったケースは少なくない。

その一つの要因が、価格である。メーカー価格は378円。500円というワンコインを遥かに下回り、400円をも切る価格帯は財布を緩めるに十分なポイントなのである。しかし、この模型の種類の多さといったらなかなかのもので、フリークエンシーは高く、トータルコストはなかなか危険なレベルに達する。

そこで出てくるのが、Amazonである。Amazonには、トミカコーナーなるものがあり、かなりの安価さに仕上がっている。先の模型で言えば、
  • 通常価格:378円
  • Amazon価格:236円(▲38%)
普通に考えれば、Amazonで買わない理由はない。だから、クリスマスプレゼントは、間違いなくAmazonで買うべし、なのである。在庫薄になる前の11月に買うべし、なのである。しかし、こと模型については、店頭での引け目×衝動買い価格、というヤツによって、そんな経済的な判断がなかなかうまくできなくなってしまったりしてしまう。

そんな気の置けないヤツ。トミカの模型。まだまだ付き合っていかないと行けない代物。地味に、Amazonで幾つかのモデルを買っておいて、先の様な本屋店頭での引け目を感じた時には、鞄から、既に買ってあった新品のモデルを出して、子供に上げるという、時間差攻撃。とりあえず、次の機会には、この作戦を試してみたい。

2012年11月25日日曜日

19×19の世界の物語 (ヒカルの碁)

父と義父が、東大在学中から囲碁をやっていたということで、孫には囲碁を教えたいという話が出たりする。私も、小さい頃に少し嗜んだようだが、物心がついた頃にはやめてしまっていたようだが、自分の子供が囲碁をするのも悪くないかも、とか思ったり。そんな中、「ヒカルの碁」を手に取ってみた。一気読み。実に面白かった。9巻までが特に(集英社文庫全12巻で)。


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主人公は小学六年生の頃に、祖父の物置で、古い碁盤に遭遇し、平安時代の棋士であった亡霊 藤原佐為に取り憑かれる。藤原佐為は江戸時代に本因坊秀策にも取り憑いていたのだが、本因坊秀策は囲碁の歴史を振り返って最も強い棋士であったのではないかという位の強者。藤原佐為はとてつもなく強い棋士であったのだ。

主人公は藤原佐為と共存していく中で、近くの囲碁サロンで、同じ年齢の少年と碁を打つ。その少年は、名人を父に持ち、その年齢では圧倒的な実力であることから、同年代の大会にも出ず、棋院にも入らない天才少年であったのだが、藤原佐為の言うままに碁を打ったところ、主人公はその天才少年に勝ってしまった。主人公と天才少年とのライバル関係の始まりである。

最初は言われるままに、碁を打っていた主人公であるが、ライバルである天才少年に感化され、碁の面白さに目覚め、のめり込んでいき、自分で碁を打っていく様になる。また、取り憑いている藤原佐為からの碁の訓練を受け、とても速いスピードで、実力を上げていく。そんな主人公の成長の中で、やがて、藤原佐為は成仏され、主人公から去っていくのである。

主人公は、藤原佐為がいなくなったことで、自分を見失い、囲碁を打たないことを心に決めるが、ある時、囲碁を打たなければいけない状況になり囲碁を打ったときに、自分の中に、藤原佐為の棋風があることに気づき、自分の中に藤原佐為が生きていることを認識し、自分は碁を一生打っていくことを心に決めた。
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物語は、藤原佐為と碁を打っていく過程での主人公の成長であり、更なる高みへと持ち上げることができるライバルとの関係性の部分が核であって、物語のスピード感に惹き付けられる。また、Death Note、バクマン。の作画の小畑健の絵の美しさが物語を一段高いレベルに引き上げている。


2012年11月24日土曜日

1,000 books in your pocket (kindle store)

1,000 music in your pocket

11年前のiPodのキャチフレーズ。このキャッチコピーが全てを変えた。iPodの成功がなくして、今のAppleの成功もなかったのだから。このブログのタイトルは、そのコピーを倣っている。musicではなくbookであり、AppleではなくAmazonの話なのだが。



最近kindle whitepaperが盛り上がっているが、少し前から、kindle storeが始まった。マンガの第一巻が100円を切る値段とかで、利用のハードルを下げようとする取組み等がされているが、それほど価格が下がっているわけではないな、と思ったのは私だけだろうか?音楽の場合は、一曲250円(昔は200円)。CDのシングルが二曲で1,000円なので、一曲あたり▲50%の安価さであることを考えると、あまりコストメリットを感じられない人もいるのではないだろうか。

しかし、1,000冊をポケットに入れられることは、魅力には違いない。まだまだ品数が少ないのだが、何冊か買ってみた。隙間時間に何気なく読める本の選択肢が多い、というのはなかなか嬉しいことだな、と思う。更に、今の時代は、クラウドなので、いきなり便利。私は、kindle whtepaperを買ったわけではなく、apple製品でkindleのアプリを使っているのだけど、iPhoneでも、iPadでも、どちらでも読めて、状況に応じて最適なデバイスで読めるというのはなかなか魅力的だ。

でも、使ってみて思うのは、やはり三次元の本を、二次元の画面に制限する、というのは少々不便を感じるな、というもの。本に付箋を貼るとか、自分が読みたい所を自由に読める感覚とか、そういった三次元であるが故の魅力や便利さがなくなっているな、と。

まあ、今後、この領域でも色々な改善が加えられていくのだろう。個人的には、ゆるい本は、kindle storeで、という使い分けをしようかなと思っています。さくっと読む程度ならば、先の様な三次元的な魅力が低減されるのでね。

電子書籍にすることは、ほとんど工数が発生しない作業なので、今度加速度的に品揃えが増えるだろう。本好きには良い時代になりましたな。